原状回復 火災の特殊清掃
火災現場の消臭と原状回復工事
火災の消臭と原状回復工事です。今回は依頼者が在宅での工事に入ります。発生元はキッチです。炊飯器から発火してしまいました。お見積りでお伺いしたときは焦げ臭い状況でした。キッチンは電気がショートしてしまい真っ暗です。消防隊が散水してキッチンは水浸しです。その場で金額のご提案をさせて頂き、翌日から作業に入らせて頂きました。火災現場で在宅なので一日でも早く元の生活に戻せるようにしなければなりません。
罹災証明を至急取ってもらい、初日に罹災で処分できる家財を搬出して市の処理施設に搬出します。ここで多くの役所では建築廃材は受け入れてもらえないので、家財道具のみを搬出します。
家財道具を搬出したら、煤の状況確認です。クロスを剥がして石膏ボードが使えるか使えないか、電気の配線がどこでショートしているかなどを確認していきますが、今回は天井上の配線と壁の中の配線がショートしているので、全体のボードを剥がしていきます。梁や柱がどこまで燃えているかも同時に確認します。
今回は石膏ボードで火災は止まっていたので、石膏ボード、換気扇、吊戸棚など燃えてしまっている建材は解体して搬していきます。解体が終わってから電気屋とガス屋に入って貰い配線を入れ替えます。
解体、清掃が終わったらオゾンで燻蒸して仕上げの消臭に入ります。
ここからは仕上げ工事がスタートします。ペンキ工事、石膏ボード工事、キッチンパネルなど新しいキッチンに生まれ変わります。
作業場所 |
死後 |
作業人数 |
作業時間 |
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特殊清掃 |
原状回復 |
遺品整理 |
合計 |
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在宅での作業なので、一日でも早く元の生活を送れるように頑張りました。
天井上などが燃えていなかったのが幸いです。
火災の後処理では繊細な作業が求められます。
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。
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高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
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様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
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電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
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ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。