

リビングのクッションフロアの上で最後を迎えられてしましました。
トイレなどでよくありますが、壁付近で最後を迎えられてしまうと、体液が壁にしみ込んでしまいます。
また、体液の逃げ場がないと壁が体液を吸い上げてしまいます。
近代の建築では、石膏ボードで壁を作ってありますが、吸い込んでいる物を清掃で消臭するのはほぼ不可能です。
解体して搬出する必要があります。
あまり大きく解体してしまうと原状回復の時に、材料が沢山必要になってしまうので、最低限の解体で行います。
石膏ボードは910×1800mmが多く使用します。なので弊社では二枚取りができる場合は、解体を455mmで行い無駄な材料を使用しません。
多く材料が必要になれば、費用にも関わってきます。必要のない部分は解体しません。
きりよく1mで解体なんかしたら材料が無駄に多く必要になってしまいます。
体液を残さず、きれいに解体することで次の作業に繋がると考えています。
| 作業場所 | 死後 | 作業人数 | 作業時間 |
|---|---|---|---|
| キッチン | 2カ月 | 3 | 4 |
| 特殊清掃 | 原状回復 | 遺品整理 | 合計 |
| 69800 | - | 129800 | 199600 |


原状回復も考えてきれいに水平にカットします。
私たちが丁寧に作業を行うことで、依頼者のトータルコストが削減できると思います。
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。

様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。

電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。

ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。