東京都江東区にて風呂場での孤独死

今回は風呂場での特殊清掃のご依頼です。

依頼者様は個人様のご身内でした。
お風呂場で孤独死状態で発見されてしまいました。
死後３週間程で発見された様子です。同じ会社の人が出勤されないのを不審に思い警察に連絡されたようです。

体液の量は多くはないですが、部屋中に腐敗臭が充満していました。
まずは臭いの元となるお風呂場の特殊清掃を行います。風呂場の特殊清掃が終わったら消臭剤を部屋中に噴霧して消臭と除菌を行います。
今回はお風呂場なので特殊清掃の作業はスムーズに行えるのと部分解体などは必要ありません。
念入りに清掃を行い、念のため湯船のエプロンの中も綺麗にします。場合によっては見えない所に体液がありそこでウジやハエが発生している事もあります。
今回もエプロンの中にウジが数匹潜めていました。ウジを退治しながら綺麗に清掃を行います。
風呂場の清掃が終わればここからは仕上げの消臭と消毒作業に入ります。
オゾンガスが漏れないように換気扇と火災報知機を養生してから仕上げにオゾンを使用して消臭と消毒を行います。

IMG_2383[1]

今回は弊社が所属させて頂いている事件現場清掃センターにまずはご相談されたようです。そこで弊社を紹介して頂きました。
どなたでも人生で何度も経験することではございません。今弊社のホームページをご覧になっている方も、どこに依頼したらよいか、費用はどのくらいかかるのかなど不安な状況だと思います。
まずは各社に電話で問い合わせて、幾らくらいか問い合わせをしてみて下さい。経験豊富な会社であれば概算で金額を提示してくれると思います。現地を確認したら多少は変わるかもしれませんが電話の段階で任せられるのか任せられないのかは見えてくることでしょう。そこでも不安でしたら数社の相見積もりを取ることもおすすめします。
ただ、腐敗臭や害虫の発生で近隣様にご迷惑をおかけしてる状況であればフットワークの良さも視野に入れて頂ければ自ずと依頼する会社は決まると思います。

弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配･･･などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。

他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP（繊維強化プラスチック）等も持って行きます。

突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。

突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。