
今回は横浜市にて孤独死によるベットの上とクッションフロアの特殊清掃です。
ベットの上で孤独死してしまい発見が遅れてしまいました。
ベットから体液が流れてしまいクッションフロアまで汚染されている状況です。
発見が遅れてしまい、ウジやハエも大量に発生しておりました。
とてもご遺族様では清掃できるレベルではなく、弊社にご依頼がありました。
部屋に入室したらまずハエが約1000匹ほど飛び回っており、まずは害虫駆除からの作業です。
ハエを残してしまうと、卵を産みどんどん増えてしまいます。一匹残らずハエを退治します。
ハエの駆除が終わるとそこから布団の搬出を行い、本格的に特殊清掃を行います。
弊社ではクッションフロアの場合は匂いの元となる体液が下地まで汚染されていなかを確認させて頂きます。
クッションフロアの場合は下地にまで汚染されていないイメージがありますが、多くの場合は目地から汚染されています。
今回も下地のコンパネまで汚染されていました。
クッションフロアを剥がしてからコンパネも丁寧に剥がします。今回はコンパネで汚染が止まっていましたが、コンパネの下地にまで汚染されていることも多くあります。
必要以上に剥がしたり下地を不用意に解体してしまうと原状回復工事をするときに費用が高くなってしまうので、次の工程の事も考えて必要最低限で解体します。
今回はクッションフロアとコンパネ3枚の解体を行いました。
綺麗に汚染部分の解体が終わりましたら次に消臭材を部屋中に散布します。次に使うオゾンと化学反応を起こさせる為に少し多めに散布します。
今回は腐敗臭がかなり出てしまっていたので弊社で使用しているオゾン機で一番強いタイガーを使用しました。
近隣住民から腐敗臭でクレームが出てしまていたので依頼者様から一日でも早く消臭してほしいと言われていました。
オゾンショックトリートメント法を使用することが多いのですが、弊社ではパンサーJとタイガーと二種類の機械を使い分けております。
お部屋の広さや悪臭の度合い、悪臭による緊急性などを考慮して使用する機械を判断します。今回の現場では部屋の間取りも広くて腐敗臭の濃度も濃かったので
タイガーで消臭します。
タイガーはオゾンを送り出すファンの力とオゾンの量が多い為、部屋全体を短時間で消臭することが可能です。
今回はタイガーで腐敗臭除去が終わり次第遺品整理も弊社にご依頼頂く事ができました。
遺品整理では貴重品の捜索や丁寧な丁寧な作業を行い、依頼者に寄り添うきちんとした作業を行いたいと思います。
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。
高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。