
今回は死後4月で発見されてしまった現場です。
フローリングの上に布団を敷いていてそのうえで約半年間発見されなかった現場です。
半年も発見が遅れてしまい、布団には大量の体液や血液が出てしまい、害虫も大量に発生してしまっておりました。
近年の住宅は気密性が高く、部屋の中は腐敗臭が酷い状況ですけどドアを閉めてしまえば共用部には全く匂いが無いので、近隣住人も気が付かないケースが増えています。
また、都心部にお住まいの方で若い方は近所付き合いをしない方が多くいらっしゃいます。
今回のケースもそんな都心部にありがちな状況です。
部屋の中はかなりの腐敗臭でしたので、作業前にオゾン燻蒸を行います。
臭気が強すぎて家財道具の移動や遺品整理を行うことが出来ない位でした。
30分ほどオゾン機を稼働させるとかなり和らぎます。そこから防護服とマスクを着用して遺品整理を行います。
遺品整理の作業では貴重品や金品に気を付けて丁寧に作業を行います。
家財道具をすべて搬出してから本格的に特殊清掃を行います。
今回はフローリングに体液がかなり浸透してしまっていたので、床材の解体工事も弊社で行います。
浸透してしまっているフローリングではどれだけ良い薬品や洗剤を使用しても腐敗臭の除去は出来ません。
汚染物を搬出することにより弊社の消臭力を発揮します。
次の工程で大工さんが造作しやすい様に切断時は墨だしを丁寧に行い、まっすぐきれいに切断します。
切断が曲がっていると大工さんが大変な思いをします。大変な思いをすると言う事は経費がかかります。
無駄な経費をかけない様に私たちが丁寧な仕事を行います。
少しでも依頼者様に負担がかからない様に「良い仕事」を心がけます。
汚染物の搬出を行った後に、オゾン燻蒸をきちんと行います。
今回は臭気が強かったので5日設置させて頂きました。
オゾン発生機を回収に行った時には、完全に匂いが取れていました。
今回は孤独死により発見が遅れてしまい、腐敗臭や悪臭も酷く、害虫も発生してしまっていました。
弊社にお問い合わせ頂いた方には必ず説明させて頂きますが、孤独死や孤立死の現場ではなるべく早めの対応をお勧めします。
対応が早ければ害虫の発生を抑える事もできますし、悪臭も早めに対する事により近隣住人に迷惑をかけずに済むと思います。
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。
高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。