
8月で真夏の特殊清掃でした。気温が高く当社スタッフも熱中症や脱水症状なならないよう適度な休憩と水分補給をしながら作業にあたります。
特殊清掃の場合、防護服やマスク、保護メガネなどを装着するので普段よりかなり暑くなります。でもスタッフの安全や近隣住人のへの感染症などを考えると暑いのは我慢しなければなりません。
今回の作業依頼はアパートの大家さんからです。住人の方が孤立死してしまい、悪臭が除去できないとお困りでお問い合わせ頂きました。
遺品整理と特殊清掃を別の業者さんでお願いしたとの事ですが、匂いが全く取れていないので除去してほしいとの作業依頼です。
見積もりにお伺いさせていただいたら、床上はきれいなのですが腐敗臭がかなり残っていて、このような場合では床下の調査が必要になります。
床材の解体をすると必ず原状回復工事が必要になる事など丁寧に説明して受注させて頂きました。
まずは床材の確認を行うために、クッションフロアーを剥がします。クッションフロアーの場合はビニールで出来ているため浸透しにくい素材ですが、体液が乾きにくくウジやハエなどが大量発生しやすくもあります。また大抵のケースではクッションフロアーの目地のすきまから体液が床下に流れ込んでしまっています。
血液や体液が床下と壁に流れ込んでしまっています。これでは腐敗臭は除去出来ません。今回はかなり流れている様子なので床材なども剥がしてきちんと確認します。
床下にもかなりの体液や血液が流れ込んでいました。これをきれいに特殊清掃します。木部やボードにしみ込んでしまっている物は解体して新材と交換します。
ここが重要で、「匂いの元」が残らない様に細心の注意を図りながら特殊清掃の作業します。少しでも残ると悪臭の除去はできません。
特殊清掃後はオゾン燻蒸を行います。
ここまできたら、防臭剤を塗布して悪臭の再発を防ぎます。塗布後は時間を空けて臭気を確認し、匂いが無くなったら原状回復工事を行います。
当社では悪臭や腐敗臭の除去の作業依頼が多くあります。ただ、特殊清掃だけでは除去出来ないケースも多くあります。今回のように必要最低限の解体工事や造作工事が必要になる場合も多くあります。
見積・相談は無料で行っておりますので、お困りの場合は是非一度当社へお問い合わせしてみてください。経験豊富なスタッフが対応させて頂きます。
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。
高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。